レア物
俺はコレクターでは無いが、そういえば唯一レア物っぽいものを所有していたのを思い出した。
それは、BJの旧チャンピオンコミックス版だ。こう呼んでいいものかはよく分からんが、つまりあれだ。ヤバいのが載っているバージョン。状態はよろしくないのでコレクションとしては大したものではないが、今では容易に入手できない、当時のが読めることがうれしいのだ。「カ●ワ」とか、「診断＝原●症」とか。文庫版も読んだけど、手元に旧版が無くても、せりふが違うのが分かったりして面白かった。
まあ、ヤバいといってもこれくらいは大したことなく、第26巻が本当にヤバいらしい。
昔、まだ小学生くらいのときに中途半端に9,10,12,13,16巻あたりが家にあり、これにはまって以来、手塚神を崇めるようになったわけだ、嘘だけど――まあ半分本当だけど――。ただ、グロいのもけっこうあって、小学生のときにすっかりトラウマが植え付けられた。BJ以外にも、戦争の写真を強制的に見せられたりとか（当時の道徳教育の一環で）、ギギギとか、雨の日の轢●●とか、あわわわ。
そんなこともあったが、中学になってさらに手塚熱は強くなり、ちょっと漫画家にも興味があったりしたくらいで、やっぱりBJのほかの巻が読みたくなった。だが、本屋には置いていなかった。
昔は大型中古本店など無かったので、ちいさな古本屋を自転車で行ける程度の範囲で探したけど、たまに見つかる程度で、高校何年だったか忘れたけど残り数巻までそろえた。大人になってから全25巻そろった。
ちなみに、一番好きな話のひとつは「六等星」だ。本当に実力のある人間はカッコいいと思った。
で、それは実家にあるはずなんだが、行方不明になっている。‥‥と思ったら、11/23に実家に行ったらあった。
